<管理職>
労働契約の基本的なルールとして最初に知っておくべきものは何ですか?
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<解説>
労働契約に関する基本的なルールとして、平成20年3月1日に施行された「労働契約法」を説明しましょう。
この法律は、民事的なルールを定めたもので、個別の労使間のトラブルを未然に防ぐために労使当事者が労働契約に関して留意しなければならない一定の行動基準としての役割をもっています。その基本原則を確認してみます。
【 基本原則 】
労働契約は、労使対等の合意によって締結する(または変更する)。
労働契約は、就業の実態に応じ、バランスを考慮して締結する(または変更する)。
労働契約は、仕事と生活の調和にも配慮して締結する(または変更する)。
従業員も事業主(使用者)も、労働契約を守り、信義に従って誠実に権利を行使し、義務を果たさなければならない。
従業員も事業主(使用者)も、労働契約に基づく権利を濫用してはならない。
管理職が出す判断は、どのような条件や状況の下であっても適切であることが求められます。初めて対応する労務トラブルや対応に迷う問題などの判断をする際には特に、独断で結論を出すのではなく、労働契約法の基本原則に立ち返ってみるとよいでしょう。適切な判断をする参考になります。
また、基本原則は労働基準法や就業規則等を理解するときにも役立ちます。
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<ポイント>
労働契約法の基本原則は、それだけでは実際の労務問題への対応において具体的な結論を導き出すものにはなりませんが、適切な判断を引き出す際の参考となりますので、管理職として知っておきましょう。
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雇用契約
2009年10月15日00:05
2009年10月09日09:10
労務管理は幅が広く何から手をつけてよいかわかりません。最初に何を理解すればよいでしょうか?
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まず、雇用の関係について解説しましょう。
会社が従業員を働かせるためには、反対に従業員からすれば働いて賃金を得るためには、まず双方で労働契約(雇用契約)を結びます。これが大前提です。
労働契約は事業主と従業員とが平等の立場で、個別の合意によって成立させることが原則です。したがって、事業主も従業員もお互い労働契約のことをよく理解している必要があり、部下をもつ管理職も同様です。この理解が不十分だと、労働トラブルにつながることにもなります。
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<ポイント>
事業主と従業員との間には労働契約が前提としてあり、部下をもつ管理職はその基本的な内容を理解しておくことが大切です。
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