~ ↓本題 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<管理職からの質問>
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<解説>
平成24年度の介護報酬の改定で、それまで別建てであった「介護職員処遇改善交付金」が介護報酬の中に組み込まれ、「介護職員処遇改善加算」という加算制度になりました。
その加算要件の中に次のような基準が設けられています。
「介護職員処遇改善加算」------------------------------------------
(7)次に掲げる基準のいずれかの基準に適合すること。
①次に掲げる要件の全てに適合すること。
a 介護職員の任用の際における職責又は職務内容等の要件(介護職員の賃金に関するものを含む。)を定めていること。
b aの要件について書面をもって作成し、すべての介護職員に周知していること。
②次に掲げる要件の全てに適合すること。
a 介護職員の資質の向上の支援に関する計画を策定し、当該計画に係る研修の実施又は研修の機会を確保していること。
b aについて、全ての介護職員に周知していること。
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いわゆる、①キャリアパスタイプ、②資質向上タイプといわれています。
今回は②の資質向上タイプのうち、研修計画表の作り方と実施後の実績の書き方を考えてみましょう。
次に、「研修テーマ」「(これまでの)実績又は現状」「目標」「実施計画(日程)」「研修対象(者)」などを予め明確にしておきましょう。特に「(これまでの)実績又は現状」や「目標」は、多くの事業所で書かれておらず、明確になっていません。研修を実のあるものにしようとするのであれば、きちんと考えておかなければなりません。
そして、研修実施後は、研修記録を確実に取ってください。誰が研修に出席し、どのような感想や意見があったのかを把握しておかなければなりません。また、それらから「出席者(数)」と「実施後評価」を簡単にまとめておきましょう。
最後に、1年間のまとめとして「年度評価」、それを踏まえて「次年度の課題」も簡単にまとめておいてください。
もう、おわかりですね。そう、研修においても“PDCA”を回すのです。
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<ポイント>
研修計画には、 ■1.年度の研修目標を簡単に表現し、 ■2.「研修テーマ」ごとに「(これまでの)実績又は現状」「目標」「実施計画(日程)」「研修対象(者)」を記入します。 ■3.実績には「「出席者(数)」と「実施後評価」を簡単にまとめ、さらに ■4.「年度評価」で総括し、「次年度の課題」を明確にしておきましょう。
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