人事コンサルタント鷹取が贈る「人事評価・労務管理・人材育成」入門

◆部下の人事評価・労務管理・職場のマネジメントに必要な考え方やツール、情報をピックアップしてお届けします。 ◆特に、医療・福祉分野の方向けにまとめていますが、一般企業の方にもぜひ参考としていただければ幸いです。 ◆担当は、人事総務部サポーター・現場管理職サポーターでアンガーマネジメント・ファシリテーターの『人事コンサルタント鷹取 人事マネジメント研究所 進創アシスト 代表』より。 【無断転載・無断複写禁止】

コラム

『車いすに感謝する』その姿勢を新人に見せる

 
車椅子や歩行器、松葉杖、介護ベッドなど介護用具に対して、
先輩が感謝しながら使うようにしてみてください。
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感謝しながら使うとは、
  • 頻繁に使用する介護用具は、メンテナンスを適切に行い、清潔にしておきます。利用者も気持ちがよいでしょう。
  • 介護用具は適切な使い方が大事です。雑に乱暴に扱うと歪んだり亀裂が入ったりして危険です。安全が何よりも求められる介護の現場ですから丁寧に使います。安全が安心を生みます。
  • 使い終わったら「ありがとう」と用具に声をかける。

先輩が介護用具を感謝しながら使う姿勢を、新人が見ることで期待できることは、
  • 介護用具に対してプロフェッショナルな態度を示すことになります。それは新人にとってプロの振る舞いの見本となるでしょう。
  • 介護用具を感謝しながら丁寧に使うことは、利用者への感謝につながり尊重と思いやりがより大きくなるでしょう。
  • 感謝の気持ちを持つ姿勢を見ることで、ポジティブな職場風土が醸成されます。感謝の態度は他の職員にも波及し、協力的で支え合う雰囲気が生まれれば、新人も自然に感謝の気持ちと行動につながるでしょう。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 介護用具に「いつも、ありがとう」その姿勢を新人に見せる

簡単!ネガティブ思考から見方を変えてみたら社員定着率が改善

 
相手(部下)の良いところを見つけるには、
相手のことをよく知り、相手の話に耳を傾けよう
と言われます。
 
しかし、どうしても
相手のネガティブなところに意識が向いて
しまうことはあります。私もあります。
 
そのときに
ネガティブな思考をしている自分を否定するのではなく
一旦、受け止めてみましょう。
ネガティブな思考を止めよう止めようとすると
余計にネガティブ思考にとらわれてしまいます。
 
その上で、ネガティブな思考を客観的に確認してみます。
(100点満点でいえば)今、相手は何点?と自問します。
「あれは、よくないけど
 これは、まあまあいいんじゃない」
 
皆、完璧じゃありませんよね。
100点か0点かで考えると、ほとんどが0点になります。
それでは相手のモチベーションが下がってしまいます。
30点ある、50点はできていると
一旦、受け止めることからはじめてみてください。
その良いところ探しができるようになると
定着率が改善します。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 ネガティブ思考を一旦受け入れ、今、相手は何点?
 

まずは、着地(ゴール)を見せてから

 

自転車に乗れるように練習をするとき、

 止まって足を着地するところから始める。

跳び箱を飛べるように練習をするとき自転車練習

 跳び箱を飛び終えて足を着地するところから始める。

上手くできるようになるコツです。

最後が不安なんです。

だから、その不安解消から始めてください。
 

福祉の現場でも

 食事介助
 入浴介助
 トイレ介助で

最後にどうなっていればよいか

まず先輩が見せてから、教えて、やらせてみるとよいでしょう。

このときの着地点は、先輩のレベルではなく
新人のレベルであることが大事。

一度、取り組んでみてください。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 まずは、着地(ゴール)を知る。
 

『自分の気持ちは新人に伝わる』

 
自分(先輩側)の気持ちは新人に伝わります
まずは、自分から明るくふるまいましょう。
 
朝は明るい挨拶を心がけていると思いますが
仕事の途中、利用者介助や他の仕事に携わっているときも
にこやかに声かけをしてください。
前にも書きましたが新人は緊張しています。
その緊張をほぐすためにも
にこやかな声かけや対応はとても大事。
そして、新人が退勤するときにも明るく。
「今日一日がんばってよかった」
感じてもらえるように。
 
ただ、そう思っていてもmirror_woman_smile真顔になっています。
時々、鏡を見て笑顔を作る習慣をつけてください。
感染対策のためマスクをしていれば
表情が伝わりにくくなっていますので
より意識しましょう。
 
新人の気持ちは新人のものですから
コントロールはできませんが、
自分のふるまいはコントロールできます
自分の気持ちは新人に伝わります。
プラスの明るい気持ちを伝えましょう。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 まずは自分から明るく新人に
 
 

『福祉新人に上手くいかないときの準備をさせる』

 
すべて上手くいく、失敗しない新人は素晴らしいですが
全員がそうではありません。
相手は利用者さん、人間ですから、同じことをしても、驚き
相手の状態や気分によって、
上手くいかないことや失敗もあるでしょう。
新人は経験が浅いので、対処のバリエーションが多くありません。
スモール・ステップを踏んでいても起きます。
 
そのことを想定し
上手くいかないときの対処の方法
新人に準備させておいてください。
  • やり方を変える
  • タイミングを変える
  • 声のかけ方を工夫する
  • 先輩にヘルプを頼む
 
なんとか自分で対処できればよいですが、
そのすべてが上手くいかず、
最終的に先輩にヘルプを頼んだとしても
どういう対処をしたかの報告ができれば、
先輩も状況が理解できて対応しやすくなり、
また指導もしやすくなりますので、
報告の仕方もあわせて教えておきましょう。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 上手くいかないときの対処の仕方を準備させておく。
 

「先輩の声かけ」が新人の緊張感や気疲れを和らげる

 
福祉の仕事は、
肉体的な負担や精神的な負担が大きい仕事です。
特に新人は、まだ慣れていません
 
利用者さんにも、
仕事(業務)にも、
職場環境にも、
上司先輩などスタッフにも。
周りが思っている以上に
緊張して、気を使って、
心身ともに疲れています。
 
あなたも新人の頃、
同じような思いをしたのではないでしょうか。
思い出せなくても想像してみたり、
または近い時期に入った新人に聞いてみるのもよいでしょう。
 
緊張感や気疲れを和らげるのは
先輩の声かけです。
大丈夫だろうではなく
「できているよ」「いいね」
「確認したいことはある?」
「お疲れさまでした。また明日よろしくね」

 
 
ワンポイントメッセージ:
 先輩の声かけが新人の緊張感や気疲れを和らげる
  

コラム『福祉職員にも苦手はある。出来ないことは割り切る』

 
仕事を頼んだのに相手(後輩)が
出来ないとイラッとしていませんか。
頼み方に問題があったのかもしれません。
自分のレベルと相手のレベルが違うのに、
一緒と思ってしまい、
自分の考えている要求レベルを一方的に相手に求めて、
期待外れという感情に結びついています。
 
福祉現場での例
介護レクリエーション活動が上手くできない後輩にプンプン。
ピアノがスムーズに弾けない後輩保育士にナンデ!?
 
相手には現時点でのレベルがあります。
 出来るレベルで頼むことに意識を向けましょう。
相手がいま出来ないことは出来ないと自分の中で割り切る!
 すぐには出来ません。
 いま出来ないことにイライラしない、ここ大事!
 
 
ワンポイントメッセージ:
 相手が出来ないことは出来ないと割り切りきりましょう
 

福祉の新人職員の業務習得には“モア”スモール・ステップ

福祉の現場で、
新人の定着や成長を望むのであれば、
スモール・ステップをお勧めしています。
 
新人の自信を無理なくつけさせることができるからです。
福祉の仕事は、人の命や生活に関わる責任ある仕事です。
それは新人もわかっています。
そのため、最初から大きな仕事を任せられると、
プレッシャーや不安を強く感じてしまい萎縮します。
「できなかったらどうしよう」
「利用者さんに迷惑かけたら嫌だなぁ」
と。
そういう姿を見たり感じたりしたことありませんか。
 
スモール・ステップで仕事に慣れさせ
少しずつ任せる範囲を広げることで、
新人は徐々に自信をつけていくことができます。
あなたが考えている以上に小さなスモール・ステップ
それを準備してください。
 
新人指導者向けの研修」でディスカッションすると、
スモールの意味を理解していなかったり、
意識がバラバラだったりします。
非常によくあるケースです。
 
  
ワンポイントメッセージ:
 福祉は人の命にかかわる仕事、その習得にはスモール・ステップ
 
スモール・ステップ_
 

『確証バイアス』を防ぐ4策

コラム『仕事上で致命的な悪影響を起こす『確証バイアス』』続き
 
確証バイアスを完全になくすのは難しいですが、
注意することはできます。
気がつけば防げたり影響を小さくしたりできるでしょう。
そのためには、次を参考にしてみてください。
 
〇確証バイアスに囚われていないかと立ち止まってみる。
例えば、人事評価の評価者研修のときに、
評価を付けるときには「評価エラー」の一覧表
まず確認してからにする。
 
〇自分の思い込みや仮説を疑ってみる。
それってホント?」を頭の片隅に置いておいて、
判断するときなどはその言葉を引き出し確認してみる。
 
〇反対の情報に目を向ける。
極端な真逆の情報を考えてみたり、
ネットで検索してみたりするのもよいでしょう。
  
〇いろいろな角度から物事を捉えてみる。
知りたいことや判断しようとしていることについて、
関係性のない第三者など
まったく知らない人に質問してみるのはよい方法です。
または、想定外の想定をしてみる。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 『確証バイアス』対策を研修の演習に取り入れやってみる
  
 

仕事上で致命的な悪影響を起こす『確証バイアス』

コラム『確証バイアス』続き
 
確証バイアスは
仕事の上でいろいろな悪影響を起こすことがあります。
例えば、
採用時に応募者の能力や適性を正しく判断できず、
本来なら採用を見合わせるべき人を採用してしまったり、
逆に採用しておくべき人を不合格にしてしまうなど
採用選考のミスにつながる可能性があります。
具体的には、面接官が応募者の第一印象で判断してしまい、
その良い・悪いにおいて自分に都合のよい情報だけを取り上げ、
逆に都合の悪い情報を無視したり、歪曲したりしてしまう場合です。

人事評価でもあります。
優秀な社員であっても、
自分の考えや行動と異なる場合は評価を低くしてしまう場合です。
評価エラーと言われているものです。
 
コミュニケーションが取れないケースも。
自分の意見が正しいと思い込み、
相手の意見を受け入れることができなかったり、
さらには、自分の思い込みを押し付けてしまい、
相手から反発を受け、不毛な対立が起こったりします。
または、疎まれて距離を置かれてしまうなど
関係を築くことを難しくしてしまいます。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 確証バイアスは仕事のいろいろな場面で起きることを認識しておく
 

自分を正当化するための『確証バイアス』

自分の考えていることを正当化しようと
都合のよい情報ばかりに注目して物事を見たり
それを元に判断したりすることがあります。
これを確証バイアスといいます。
 
それは、自分の立場や信念を守りたいため
自分に都合のよい情報を鵜呑みにし
逆に都合の悪い情報を無視したり
歪曲したりしてしまうのです。
また、一貫した行動や発言をしようとするため
一度決めたことを貫きたいという欲求で
その信念を貫くために
都合のよい情報ばかりに目を向けがちになります。

確証バイアスの考え方や言動をしたり、されたり、
思い当たることはないでしょうか。
私が気をつけているのは、
インターネットで知りたい情報を集めようとする、そのときです。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 確証バイアスを起こさないよう都合の悪いものにも目を向ける
 

コラム『あなたも新人の頃があったはず』

私たちは現時点でものごとを考えて行動しがちで、
その高いレベルから新人や後輩を指導・注意してしまいます。
しかし、特に新人や後輩は
まだ知識やスキルが十分ではありませんので、
その指導・注意についてこれません
結果、上手くできず失敗してつまづいてしまいます。
 
それに対して、つい、きつい口調や厳しい態度になってしまったり、
または、ダメなヤツだと烙印を押してしまうこと、ありませんか。

過去のことを思い出してみてください。
あなたも新人の頃があったはずです。
その頃に立ち戻って
  • 何がわからなかったか
  • どう教えて欲しかったか
を考えてみましょう。
そうすると適切な指導や注意の仕方のヒントが見えてきます。

これが社員・職員の定着につながるヒントです。
役職者研修のコンテンツの一つです。
 
 
 

コラム『人格を尊重しているのに関係性が希薄に!?』

ハラスメント防止対策や
個々人の多様な価値観を大切にすることは、
一人ひとりの人格を尊重するという点で、
とても大切なことです。
しかし、一方で、どう対応したらよいかわからないため、
関係性が希薄になってきているのではないでしょうか。

例えば、パワハラと言われたくない
相手を不快にさせてしまうかもしれないと、
言わなかったり、言葉を選んでしまったりすることで、
コミュニケーションの不全が起きてしまいます。
テレワークやリモートワークの普及により、
対面でのコミュニケーションが減ったことも、
その要因の一つと考えられます。
 
「ハラスメント研修会」の次に『コミュニケーション』
テーマにした研修依頼が増えているのは、
そういう理由からだと考えられます。
 
継続して研修の依頼を受けている企業や組織で、
一つのコミュニケーションをテーマを【階層別】で実施すると
雰囲気がよくなり、
情報がスムーズに伝わるようになってきています。
テーマ例は
  • 報告連絡相談の受け方・仕方、
  • 会議の進め方・発言の仕方、
  • 指導の仕方・され方など、
職場でよくある場面を想定したテーマが効果的です。
出来ているだろうで済まさず、
一度振り返ってみるとよいでしょう。
  
 
 

コラム『普段はわかっていても、余裕がなくなると“イラッ”』

“私とあなたは違う”普段はわかっていても、
余裕がなくなった
ときや焦っていると
つい
イラッとしてしまいます。
 
「どうしてわからないの」「なぜ、間違ったことをするの」と
強い口調で言ってしまったり、横柄な態度をとってしまい
相手から疎まれたり、
恐いと思われて
しまったり。
そして、そんな
自分が嫌になる、後悔することも。
 
以前の私は、言葉ではなく、
怒りプンプンオーラを出してしまっていました。
ふり返ってみればとても恥ずかしい(汗)。

 
余裕がなくなってきていることをわかっておけば
怒りを回避する行動を取れるようになります。
そのためには普段から、
アンガーマネジメント
の考え方を意識し、
取り組んでおかれることをお勧めします。

 
  
ご相談は ■こちら(クリックしてください)■ まで。
 

「褒め言葉」は相手のタイプにあわせる

人を褒めるとよいと言われますが
何でも褒めればいいというものでもありません。
工夫が必要です。
相手のタイプにあわせて、褒め言葉を変えてみてください。
例えば
 
職場のムードメーカー的な存在の職員には
  • 「あなたがいると職場がとっても明るくなっていいわ」
丁寧に仕事を進めたり、分析する力がある職員には
  • 細かなところまで確認してくれて本当に助かります」
仲間の輪を大切にする職員には
  • みんなを支えてくれてありがとう。お蔭で安心して働けています」
決断力ある職員には
  • テキパキと判断してものごとを進めてくれてスムーズに仕事ができます。感謝です」
 
職場で時には意見や考えがぶつかり合うこともあるでしょう。
その時に役立つのが普段からの関わり方です。
上のような言葉を伝えて良い関係を作っておくと
いざとなったときに
お互いを尊重し合った話し合いができるようになります。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 相手のタイプに合わせて、褒め言葉を変える
 
プロフィール

進創アシスト 鷹取...

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