<管理職からの質問>
困った顔_ 部下を適切に評価しようと考えると、今ある評価項目だけでは不十分なように思うのですが、もっとたくさんの評価項目を設けた方がよいのではないでしょうか?
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<解説>
70be946f 50項目以上にもなる評価項目を設けている会社があります。これは、部下を多面的にみて偏りなく評価しようとしているのでしょう。確かに、さまざまな面が偏りなくチェックできるかもしれません。
 
 しかし、理想的な部下に育ってくれることを期待したいという考えはわかりますが、あまりに多くのことを期待し過ぎてしまうと従業員も相当な負担に感じてしまいます。また、評価をする上司の方も相当な時間を費やし、ストレスを感じるでしょう。
 
評価項目数どれだけあれば適切か さらには、多くのことを満遍なく評価するというのは、部下に対して本当に期待したいことが十分に伝わらなくなってしまいます。評価項目や内容そのものは会社で設定されていますので、上司としてそれを無視することはできませんが、「この部下には、この時期、特にこれを頑張って欲しい、期待したい」という重点的に伝えて理解させ、そのことを中心に評価につなげていってはどうでしょうか。そうすると、上司も部下も評価に対するメリハリがつくので、納得性は高まります。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<ポイント>
! 評価項目を万遍なく評価するのではなく、特に期待したいことを重点的に伝えて理解させ、そのことを中心にウエイトを重くして評価につなげるとメリハリがついて、納得性は高まります。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<他社から学ぶ>
BlogPaint ある会社で20項目程度だった評価項目が、これではきちんと部下を評価できないということで30項目に増え、さらにそれでも不十分ということで40項目、50項目と増えていき、評価シートが2枚、3枚にもなってしまいました。それで評価制度の納得性が高まったかというと、逆に評価説明に時間が取られたために、部下との担当業務についての話や指導ができなくなったので、上司と部下との間に溝ができて、納得性が下がってしまいました。
 
 
 
 この投稿記事が参考になりましたら、次のボタンを押していただけると嬉しいです。ご協力お願いします。 
 人気ブログランキング   にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へにほんブログ村