<管理職からの質問>
私の部下は4人なのですが、私の知人で部下の数が何十人といる管理職はいつも評価の時期になると頭を抱えているようです。そのような場合はどうしたらよいのでしょうか?
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<解説>
例えば、部下が30人を超えるような管理職にとって、人事評価は一大作業です。また、部下の数が多いことに加えて職場にいる時間が少ないと、部下一人ひとりの勤務態度や課題への進捗状況が十分に把握できません。このような状態で評価を付けていいのかどうか悩まれることも多いのではないでしょうか。
部下の数が多い部署では、係や班といった小さな単位のグループに分かれているはずですから、そのグループをまとめているリーダーや班長、主任(以下、リーダーとします)との間で、部下に関する情報収集や意見交換を行なって人事評価の参考にするとよいでしょう。
確かに、リーダーの性格や人の好き嫌いで偏った考え方をしたり、意見を言ったりすることもあり、そのままの情報や意見を鵜呑みにすることはできないこともあるでしょう。しかし、現場の近くいてまとめ役のであることから、自然とさまざまな情報が集まってきているのは間違いありません。この情報を参考にすることなく評価を下すのもまた偏ったものになりますので、リーダーの性格や考え方の癖をよく踏まえた上で、情報や意見を取り入れ、管理職としての判断に役立てるとよいでしょう。
なお、リーダーから単に情報を集めたり、意見を聞いたりするだけではなく、その場を利用し、管理職として部署や係、班を今後どうしていきたいのか、部下への期待は何かを示してください。また管理職としての見方や考え方をリーダーにも理解させていくことが大事です。そうすることによって、リーダーの人材育成にもなり、今後の部下との関わり方の参考にもしてもらえるはずです。
リーダーとの情報や意見交換をはじめて間もない頃は、かなり時間がかかってしまうと思われます。しかし、これもお互い慣れていくことが大切です。
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<ポイント>
部下の数が何十人といる管理職の場合は、係や班といった小さなグループのリーダーからの情報や意見を参考にするとよいでしょう。ただし、リーダーの性格や考え方の偏りを踏まえて、管理職としての判断に結びつけることが大事です。
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