<管理職からの質問>
困った顔_ 「評価項目の選択」が終了したら、次は何をするのでしょうか?

 
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<解説>
70be946f 「評価項目の選択」ができたら、次にそれがどのレベルにあるのかを決めます。これを「評価段階の選択」といいます。
 
評価の具体的な手順③ 極端にいえば、「良い」「悪い」または「できた」「できていない」という評価も考えられますが、それだけでは割り切れないため一般的には5段階評価がよくみられます。
 
 「評価段階の選択」をするときには、その段階の意味をよく理解おくことが必要です。ここでも人事評価_評価尺度の基準管理職は独自の視点で評価するのではなく、会社の人事評価制度において定められている段階で評価しなければなりません。参考に「評価尺度の基準」を添付します。あなたの会社の基準と比べてみてください。どこがどう違いますか?またはどこが同じでしょうか?
 
 「評価尺度の基準」は理解できたとしても、評価の甘い管理職がいる一方、厳しい(辛い)評価をする者がいるなど、部下の同じような行動を評価しても、選択する段階が大きく異なることがよくあります。管理職それぞれの性格や考え方によるところが大きいのですが、だからといってそのままにしておくわけにはいきません。会社の基準を参考にした上で、評価者研修(考課者訓練)を何度も繰り返し受講するなどして、管理職が同じ程度に評価段階が選択ができるように努めていくことが大切です。
 
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<ポイント>
! 添付図の「評価尺度の基準」は、あくまでも一つの例です。会社でそれぞれの評価段階がどのような程度やレベルを示しているかを確認し、管理職としてきちんと理解しておきましょう。

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<他社から学ぶ>
BlogPaint ある会社の評価者研修(考課者訓練)でのこと。ビデオ演習を行ない一つの行動に対して1つの項目で評価したところ、ある管理職は5段階評価の4と評価し、別の管理職は2とつけることがあります。もっと極端な場合は一つの行動について5と1の評価がみられることもあります。確かに、ビデオに出てくる人物の背景がよくわかりませんので、管理職がいろいろなことを想像してしまうということはあるでしょう。しかし、正反対の評価や評価レベルが乖離してしまうことは望ましくありません。例えば、課長の一次評価に対し、部長の二次評価が正反対の評価をつけてしまったらどう収拾をつけていきますか?とても困ります。これも評価者訓練を重ねて、評価段階の選択も同一にしていくように努めましょう。
 
 
 
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