目標としているゴールが近づいたときに
やる気が高まるといわれています。
心理学では「目標勾配(こうばい)理論」といいます。
福祉現場に入ってきた新人は
目の前のことでいっぱいいっぱいです。
目標といわれても、
はっきりイメージできているわけではありませんね。
ですから、先輩や指導職員が
目標、それもゴールに少しの努力で届きそうな目標を
具体的に立てるとよいでしょう。
例えば、
「食事介助ができるようになる」という目標は
新人には大きすぎ、ゴールが遠すぎますね。
いろいろやることを含んでいるからです。
「利用者さんを食事の席へ誘導できる」
「利用者さんへ食事で気をつけて欲しいことが説明ができる」
これならすぐにでもやれそうです。
ゴールが近いと感じますので、新人もやる気が出るでしょう。
やる気が続く職場では、職員は辞めません。
ワンポイントメッセージ:
ゴールに少しの努力で届きそうな目標を先輩が準備する