人事コンサルタント鷹取が贈る「人事評価・労務管理・人材育成」入門

◆部下の人事評価・労務管理・職場のマネジメントに必要な考え方やツール、情報をピックアップしてお届けします。 ◆特に、医療・福祉分野の方向けにまとめていますが、一般企業の方にもぜひ参考としていただければ幸いです。 ◆担当は、人事総務部サポーター・現場管理職サポーターでアンガーマネジメント・ファシリテーターの『人事コンサルタント鷹取 人事マネジメント研究所 進創アシスト 代表』より。 【無断転載・無断複写禁止】

2024年02月

『叱るときにやってはいけないこと④』 関係ないことまで持ち出す

 
叱るときは、一つだけにする。
 
叱っているときに、
つい以前のことを思い出してしまうことがありますが
止めましょう。
あれも、これも、それもといろいろなことを持ち出してしまうと
今なにが問題なのかがわからなくなってしまいます。
叱られている側もそうですが
叱っている側もわからなくなります。
叱ることは一つだけ。
 
そのためには、叱る時間を短くすること。
叱る理由を含めても1分を目安にしましょう。
そうすれば、おのずと一つに絞られます。
相手に改善行動を一つだけ起こしてもらう。
それが上手くいけば、その体験がお互い次につながります。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 叱ることは一つだけ。そのためには叱る時間を短くする。
 

叱るときにやってはいけないこと①/機嫌次第で叱る基準が違う

叱るときにやってはいけないのは
機嫌次第で叱る基準が違うこと、変わること。
同じことをやって、
昨日は叱られなかったのに、
今日は叱られた。
 
叱られた側は、なんで叱られたのかわかりません。
介護の現場で、よく起きていると、
利用者の方を向いて仕事をせずに
叱る相手の方を向いて仕事をしてしまいます。
叱られないように、そればかりを意識してしまうでしょう。
 
相手から叱られてよかったと思ってもらうには
叱る基準を変えないこと。
これが信頼関係の基礎になります。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 機嫌が良くても悪くても、同じ基準で叱る(注意する)
 

困っている私を助けてくれない!イライラへの対処法

普段周りの人を助けているあなたが今日は
困った、焦っている
こんな私を逆に助けるべきなのに
周りの人からサポートがない、声もかけてくれないと
不満を感じ、イライラが湧いてしまうこともあるでしょう。
でも、そのイライラの原因はあなたが作っています。
普段助けている“つもり”で、
周りの人はそう思っていないかもしれません。
また、困っていそう、焦ってそうということはわかっても
どうして欲しいのかが周りに伝わっていません。
そうなのに、ただイライラをぶつけるだけでは
相手はあなたの気持ちが受け取りにくくなっています。
 
まずは落ち着いて
事情を伝え、協力を仰ぎましょう。
相手へ受け取ってもらいやすいように。
気持ちや思いは後回にして、まず客観的な状況を説明します。
何ができなくて困っているのか、
何が難しいと焦っているのか。
そして、相手に何をして欲しいのかを
わかりやすく具体的に伝えてましょう。
簡単そうに思えるかもしれませんが、
実はなかなか難しいものです。練習が必要です。
何度か練習すると改善点や工夫の仕方が見えてきます。
上手く伝えられたのは何で、難しかったのはどこか。
  
 
ワンポイントメッセージ:
 気持ちや思いは後回にして、まず客観的な状況説明から
 

3日間リーダーが不在、あなたの職場ではどう対応しますか?

親に介護が必要になった、
家族が病気になったという出来事は
突然やってきます。
そして、対応しないといけませんので、
いつものようには行動できなくなります。
準備していなければ、上手く対応出来ません。
準備していても、いざその時が来ると
アタフタしてしまうことも少なくないでしょう。
また、時間に大きな制約がかかるため
いつもであれば普通に出来ることも
出来ないことが出てきます。
その時、周囲の人に
  • どう頼るか
  • どうお願いするか
  • 助けてもらうか
職場での普段からの関係性がここに出てきます。
これは、介護や病気のケースだけではなく
いろいろな職場のリスクマネジメントにも通じますし
生産性にもつながります。
時間の制約について、
職場で普段からシミュレーションしてみてください。
「今日から3日間、リーダーが不在です。どう業務を回しますか?」
極端な例を出すと真剣になってくれませんので
介護や病気などのケースを用い、
まずは2,3日の不在がリアリティがあります。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 “介護や病気”は突然来る。人に頼る前準備を普段から。
 

ムダなイライラがなくなる/あなたの職場でもアンガーマネジメントを取り入れてみませんか

 
いろいろな見方や考え方ができるのは
多様性が求められている現代社会において大事なことです。
ただ、相手の立場や考え方と違うことが
すぐに受け入れられないこともあるでしょう。
よい・悪い、正解・不正解を求めがちで
そのとき怒りの感情が生まれます。
 
それを職場としてどうコントロールしていくかですが
一つの方法としてアンガーマネジメントがあります
怒りの感情をコントロールする、その考え方とスキルで
誰でもが取り組みやすくなっています。
たいへん多くの方がアンガーマネジメント講座を受講しています。
個人でも効果がありますが
職場のみんなで共に取り組むと効果はさらに大きくなります。
アンガーマネジメントは、感情コントロールだけではなく
コミュニケーションの改善にも役立ちます。
怒りをなくすのではなく、
大切なものを守るために怒りという感情を使って
相手にどう伝えるか。
それは相手を非難・批判・否定するのではなく
行動や発言にフォーカスします。
すると言う方も言われる方も(叱る方も叱られる方も)
ムダなイライラがなくなり
言いやすくなり、受け取りやすくなります。
そして、対話が円滑に進み、誤解や衝突が減ります。
ただ、そのためには
お互いアンガーマネジメントの考え方とスキルの共有が必要です。
アンガーマネジメント的には、共通言語を持つといいますが、
あなたの職場でもアンガーマネジメントを取り入れてみませんか。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 お互いアンガーマネジメントという共通言語を持ちましょう
 
⇒ お問合せは こちら まで
 

“べき”の違いから職場を改善

ミスの報告はいつまでにすべきか?
  • わかったら整理してなくても即刻電話で。
  • 5w1hに整理してからすぐに電話で。
  • 5w1hに整理してからすぐに帰社して対面で。
急いで報告ということは、いずれも同じですが
人によって程度が違います。
この違いにイライラすることもあるかもしれませんが
違いがあることを、まずわかることが大事。
そこから話し合って、
我が社(職場)では、どれを基本とするのかを決めましょう。
まず一つ取り組んでみてください。
職場での改善の思考回路ができます。
コミュニケーションの取り方もわかってきます。
アンガーマネジメントの一つの取り組み方です。

【職場全員で】アンガーマネジメントを取り組むとよいとお勧めするのは
この経験ができるからです。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 人とは程度の違いがあることをわかってから、改善の話し合いを
 

要求が厳しくて苦手な上司や利用者への向き合い方のコツ

要求が厳しくて苦手な上司や
介護の現場でいえば利用者はいるでしょう。
「もっと優しく言ってくれたらいいのに」
「他の人はそんな言い方しないのに」
と思うきもちはわかりますが、
その上司や利用者のコミュニケーションスタイルは変えられません。
度重なると、ついその相手を心の中で批判するようになります。
“ またか ”  “ 今日もか ” と。
それは「白か黒か」という『思考のクセ』で
相手を全否定することにつながり
ますます距離ができてしまうでしょう。
 
そこで、要求は自分に足りなかったことだ、
完璧にはできないが、一つだけOkをもらえるように、
という考え方で努力をしてみましょう。
上手くできている先輩にヒントをもらうのはよい方法です。
小さくても一つ認められれば
相手への見方や考え方は変わります。
次に何を改善すればよいかという意識になるでしょう。
 
 
ワンポイントメッセージ:
 相手に変わって欲しいではなく、小さくても自分にできることに一つ取り組む
 

注目の賃金相場の事情/ (2024年2月)これだけは押さえておきたい!人事労務の最新情報~人事コンサルタント鷹取

■令和6年4月から労働条件明示のルールが改正されます/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32105.html

■労災保険料算出に用いる労災保険率の改定(R06年4月1日施行予定)/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37107.html

■能登半島地震に関する雇用・労働関係の特例等を公表/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00442.html#koyouroudou
▽雇用維持努力のお願い
https://www.mhlw.go.jp/content/001190510.pdf
▽未払い賃金の立替払い(Q&A)
https://www.mhlw.go.jp/content/001186957.pdf
▽災害時の時間外労働等(Q&A)
https://www.mhlw.go.jp/content/001189912.pdf

■2割強へ是正指導 不合理な待遇差禁止で/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/content/11901000/001183823.pdf


■短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の更なる適用拡大に係る事務の取扱いに関するQ&A集の送付について/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T240124T0010.pdf

■相談受付件数「パワハラ・嫌がらせ」が最多「労働相談ダイヤル(11月)」/連合
https://www.jtuc-rengo.or.jp/soudan/soudan_report/data/202311.pdf

■29.7%の企業が「70歳までの就業確保措置実施済み」/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36506.html

■60代シニア層の就業ニーズに関するアンケート調査結果/産業雇用安定センター
https://www.sangyokoyo.or.jp/topics/2023/senior_60ank_20240115.html

■正社員等、パートタイムとも引き続き「不足超過」/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/2311/

■11月の有効求人倍率1.28倍/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36989.html

■入職率9.7%、離職率8.7%で入職超過(2023年上半期雇用動向調査)/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-1/index.html

■民間企業の障害者実雇用率 過去最高/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36946.html

■24年1月の総人口、前年同月比66万人減/総務省
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202401.pdf

■2023年月額賃金31万8,300円、前年比2.1%増/厚労省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/dl/sokuhou.pdf

■「転職賃金相場2023」公表/人材サービス産業協議会
https://j-hr.or.jp/activities/wage/33540/

■中小企業の賃金事情(令和5年版)/東京都
https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/toukei/koyou/chingin/r5/

■新人・若手の早期離職に関する実態調査/リクルートマネジメントソリューションズ
https://www.recruit-ms.co.jp/press/pressrelease/detail/0000000417/

■「アンコンシャス・バイアス セミナー」の動画公開/厚労省
https://www.youtube.com/watch?v=WsuPpbkLRsY

■令和6年分所得税の定額減税の給与収入に係る源泉徴収税額からの控除について/財務省
https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2024/20240119teigakugenzei.html

※発信者によりリンク先を変更している場合はお許しください。


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面白いと思えば、職場が変わる/『ニュースレター 2024年2月号』人事コンサルタント鷹取

 
人事マネジメント研究所 進創アシスト 発行
ニュースレター(newsletter) 2024年2月号(pdf)
参考にしていただければうれしいです。
 
1.これだけは押さえておきたい!人事労務の最新情報
 
  ニュースレター画像をクリックするとPDFが表示され、ダウンロードもできます。
  最新情報へのリンクが貼ってありますので、ご活用ください。
 
2.人事マネジメントの視点~面白いと思えば、職場が変わる
202402_newsletter
 
3.自己啓発に役立つ推薦書
なぜ私は怒れないのだろう
安藤 俊介
産業編集センター
2021-11-15





 
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