<管理職からの質問>
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<解説>
ブログ・フェイスブック・ツイッター等をソーシャルメディアといいますが、インターネットや携帯電話、さらに最近ではスマートフォンの普及で多くの企業だけでなく従業員も若者を中心に利用しています。
従業員が個人としてソーシャルメディアを利用することそのものは、基本的に問題のないことですが、使い方を間違えれば、企業に大きな影響を及ぼします。ホテルの従業員が有名人の宿泊客情報をツイートした事件は、大きな問題になりました。これを個人の問題と片付ける訳にはいかなくなってきています。
ソーシャルメディアに従業員が個人として書いたことが、企業の意見であると受け取られて企業自体が非難の的になるということも考えられます。そうなると企業の信頼性や価値に大きく影響することは必至です。例えばフェイスブックでは、実名開示が基本で、住所地や仕事のことなどを書き込むと勤務先の会社が推測できることもあります。そして、次のようなことも考えておかねばなりません。
● 社内において
同じ部署の同僚や先輩の悪口を書き込んだり、上司や経営層に対し誹謗中傷をした結果、「この企業の風土はこんなに悪いのか」「こういった人間関係を野放しにしておく企業なのか」という印象を抱かれ企業のイメージが悪化したり、入社を希望する者が減ったりする事態になりかねません。
● 社外関係において
従業員がお客様(利用者)や取引先の悪口や利用状況を書き込んだり、友人への愚痴のつもりで書き込んだ「今日こんな嫌なお客がいた」云々という話を、お客様や利用者の家族、関係者が偶然見つけて、クレームになったり、取引停止になるなどという事態も生じ得るでしょう。
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<ポイント>