<管理職からの質問>
管理職の困った顔 5Sの考え方はよくわかりましたが、従業員に実践させるにはかなり労力と時間が必要だと思います。そこまでしなくてはならないのでしょうか?
 
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<解説>
社労士 5Sを実践するには、繰り返し教育をし、指導を行なわなければなりません。かなりの労力と時間が必要となることは間違いありません。しかし、それだけのことをする以上の効果があると思います。例えば、次のようなことは職場でよく起きているのではないでしょうか。
 
1.書類が整理されていない(新旧の書類が交ざっている)
→間違った書類に記入する可能性がある
 書き直しが必要となり、時間が取られる
 
2.必要な書類がすぐ取り出すことができない
→書類を探す時間がかかり、仕事に余裕がなくなる
 その結果、急いでやるためミスを起こしてしまう
5Sが出来ていない時の潜在的危険 
3.通路などに不要なものが置かれている
→お客様や職員が転倒する可能性がある
 ケガをした場合、治療費を負担したり、お客様の場合は損害賠償を求められたりすることがある
 評判が下がる
 対応に時間が取られ、ストレスになる
 
4.使用していない材料が保管されている
→本来使ってはいけない材料を間違って使う
 場合によっては、身体に影響を及ぼすことになる
 
5.仕事のやり方やお客様への対応方法がバラバラである
→標準が定まらないため、結果が読めない。お客様からは不満の声がでる
 
 このようなことが日常的に繰り返されていると、それに対応する時間は膨大なものになります。また、仕事の質そのものが悪くなり、お客様からの信頼性が低下してくるでしょう。
 
 (PDFダウンロード)

 
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<ポイント>
! 5Sを実践するには、繰り返し教育をし、指導を行なわなければなりません。かなりの労力と時間が必要となることは間違いありませんが、しかし職場に5Sが定着すれば、ひじょうに大きな効果がもらたされます。
 
 
  
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