★福祉施設向け特別企画投稿★★
kaigo_syogukaizen「介護職員処遇改善交付金」申請で必要とされるキャリアパス その設計と活用ポイント に、とてもたくさんのアクセスをいただきましたので、特別投稿をします。こちらもご参考にしていただけると幸いです。
 
  
<管理職からの質問>
管理職の困った顔 「期待職員像」を検討しているのですが、検討メンバーの意見がかみ合わず、なかなか進みません。どうしたらよいでしょうか?
 
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<解説>
社労士 「キャリアパスの作り方(2)」で各区分の職員が担う「役割」をまずイメージしましょうと説明しましたが、この「役割」を考えるときにまず注意すべきは、今在籍している職員や職員が担当している業務範囲・レベルに影響されないようにしなければならないということです。もし、影響を受けると「期待する職員像」ではなく、「現在の職員像」になってしまいます。
 
 「現在の職員像」が理想的な状態であれば、なにも難しいことはありません。現在の職員の姿をそのまま整理するだけで済むのですから。また、そもそもそのような事業所であれば、キャリアパスも既に出来上がっているのではないかと思います。
 
期待職員像としての「役割」 しかし、実際のところ現在の職員にはいろいろな問題があり、理想的な状態から大きくかけ離れているのではないでしょうか。そのような状態で「現在の職員像」を元に期待する「役割」を考えても、魅力的なキャリアパスにはつながりません。
 
 一旦現在の職員のことは横において、「法人が期待する姿、または目指すべき姿」をイメージして、それを書き上げてみましょう。これがとても大切な作業になります。
 
 別の角度からみると、期待職員像を目指して職員にあるべき姿に近づいてもらうわけですが、同時に法人(事業所)側にも期待職員像に近づくように職員を育成し、本来あるべき組織を創り上げるように努力するということです。この両面に取り掛かることがキャリアパスを機能させるポイントといえます。
 
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<ポイント>
! 今在籍している職員や職員が担当している業務範囲・レベルに影響されないように「法人が期待する姿、または目指すべき姿」をイメージして、期待職員像の「役割」を書き上げてください。
 
 
 
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