<管理職からの感想>
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<解説>
人事評価制度を導入すれば、それで満足してしまう会社・組織が多いのですが、制度を機能させ、また納得性を高めていかなければなりません。そのためには、繰り返して研修や制度の見直しが必要不可欠です。
人事評価は難しいものです。人が他人を評価することは、そう容易いものではありません。次の紹介事例のように、導入後からが勝負だという考え方、それと常に奢らず、学ぼうという「謙虚な姿勢」が大事です。参考にしてください。
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■人事評価制度導入を私が支援したある社会福祉法人
以前から人事評価制度はあったものの形式的なもので実態を反映していませんでした。
行政による介護職員処遇改善、キャリアパスの導入もあり、人事評価制度を見直すことにしました。
約半年かけて見直し、評価者研修や職員説明会も実施して、導入・運用することになりました。
若干の問題や微調整が必要であったものの運用は概ね計画どおり実施し、1年経過しました。
年度末に1年の振り返りをしたとき、ある幹部職員から
「評価者である管理職への評価者研修は継続して実施しなければダメだ。私たちはまだまだたくさんのことを学ばなければならない」
また、「評価される一般職員にも評価制度のことをさらに理解してもらうために人事評価研修もやっていかなければならない」
という意見が出されました。
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この事例の何が素晴らしいか?
評価してやっているんだという姿勢ではなく、もしかしたら評価エラーがあるかもしれないからと常に謙虚な姿勢を持ち、学ぼうとしていること。
また、一般職員にも人事評価制度の内容や考え方、育成を狙った仕組みであるということを十分に理解してもらい、制度を受け身ではなく主体的に使って、自身のキャリアアップにつなげてもらおうとしていること。
ちなみに、この後も継続して研修を実施し、制度の見直し改善も行っています。
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<ポイント>