<管理職からの質問>
困った顔_ 「評価項目の選択」を行なう際、ある一つの行動が複数の評価項目に関係することがありますが、関係するすべての項目を選択してもよいのでしょうか?
 
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<解説>
評価の具体的な手順?70be946f ひじょうによい質問です。評価項目の分類と内容が理解できたら「評価項目の選択」を行ないます。一見簡単そうに思えますが、実際は判断に迷うことが多いでしょう。
 
 例えば、「業務上である問題を発見、同僚と力をあわせて改善し、部署全体の業績に大きく貢献した」という行動を評価対象としてとり上げるとしましょう。
 この行動には、積極性や協調性、成果(業績貢献)のどれにも関係しています。どの項目で評価したらよいか迷いますが、人事評価は、原則として一つの行動には一つの項目で評価するというのがルールです。
 
 そうでないと、ある行動で目立ってよい評価項目が一つでもあると、他の評価項目にも影響を及ぼし、全てがよくなります。また、反対にひじょうに悪い評価項目があると、すべてが悪くなるという、評価エラーにつながってしまいます。
人事評価_評価要素_2 
 なお、一つの行動には1つの項目で評価するというのは、赤色で図示しているように右側の一つの枠内で2項目以上評価してはいけませんが、別の枠でそれぞれ1項目ずつ評価し、あ人事評価_評価要素_3わせて2項目以上になるのは構いません(青色で図示)。
 
 先の例で「勤務態度評価」の中の積極性と協調性のどちらを選択すればよいかは、評価の具体的な手順(2)で書きましたように、部下の課題への進捗状況や業務への取り組み姿勢などをこまめに把握し、記録しておくことで判断しやすくなります。また、部下へコメントとして返すときにもやはり記録が役立ちます。
 
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<ポイント>
! 評価項目の選択で、原則として一つの行動には1つの評価項目で評価するというのがルール。ただし、枠組みが異なれば2項目で評価しても構いません。

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<他社から学ぶ>
BlogPaint 評価者研修(考課者訓練)で研修用ビデオを観て評価点数を付けるという演習を行なったところ、初めて評価者研修を受ける管理職の中には、すべての行動に対しすべての評価項目(例えば「勤務態度評価」であれば規律性,協調性,責任性,積極性の全項目)に点数を付けた方がいました。これは不適切な評価の仕方ですが、この管理職を責めることはできません、なにせ初めてなのですから。それよりも評価者研修をきちんと行なっていないことが問題です。研修もせずに適正な評価はできません。
 
 

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