<管理職からの質問>
パワハラというと大声で怒鳴るという行為をイメージするのですが、他にどのような行為が該当するのでしょうか?
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<解説>
パワハラはその手段によって、一般的に次の4つに類型化されるといわれています。ご紹介しましょう。
「攻撃型」
・大声で怒鳴る
・机や壁を叩いて脅す
・肉体的暴力を振るう
「否定型」
・仕事をすべて否定する
・人格を否定する
・能力を低く評価する
「強要型」
・自分のやり方を強要する
・違法行為を強要する
・責任をなすりつける
「妨害型」
・仕事を与えない
・必要なモノや情報を与えない
・休ませない
4つに類型化しましたが、それぞれが単独で行なわれること以外に、複合的に行なわれることもあるでしょう。例えば、大声で怒鳴りながら人格を否定する、仕事をすべて否定して自分のやり方を強要する、などは実際見られます。
パワハラの類型化は、類型化することが目的ではなく、上司自らが部下への注意や指導、業務命令に問題がないかどうかをチェックするポイントとして考えるとよいでしょう。例えば、業務で失敗をした部下に注意指導を行なったときに、攻撃型の要素はなかったか、否定型の行為をしなかったか、強要型、妨害型はどうかという分析的な視点で自己チェックをしてみてください。
いくつもの類型に該当するような行為だとパワハラだとされる可能性が高まります。
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<ポイント>
パワハラには、攻撃型、否定型、強要型、妨害型の4つのタイプがあるといわれています。これらが複合的にみられると、パワハラ行為に該当する可能性が高まります。また、類型化は上司自らの行動や行為を自己チェックするときの分析的な視点としてとらえるとよいでしょう。
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2009年12月04日00:39
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