皆さんの病院や施設でも、「ハラスメント防止研修」を実施し、改めて職場環境を見直すきっかけにしてみてはいかがですか?
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人事マネジメント研究所 進創アシスト
代表 鷹取敏昭
人事コンサルタント、社会保険労務士、社会福祉士、医療経営士
◆部下の人事評価・労務管理・職場のマネジメントに必要な考え方やツール、情報をピックアップしてお届けします。 ◆特に、医療・福祉分野の方向けにまとめていますが、一般企業の方にもぜひ参考としていただければ幸いです。 ◆担当は、人事総務部サポーター・現場管理職サポーターでアンガーマネジメント・ファシリテーターの『人事コンサルタント鷹取 人事マネジメント研究所 進創アシスト 代表』より。 【無断転載・無断複写禁止】
<管理職からの質問>
勉強のために部下にいろいろな外部研修会へ参加させています。興味を持って参加しているようですが、どれもその場限りの研修に終わってしまっています。これでは研修会に参加させる効果がないように思うのですが、どうしたらよいでしょうか?
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<解説>
外部研修会への参加は、次のような欠点があります。
・研修会の参加費用、会場までの交通費等がかかる。
・研修会に参加させている時間は本来業務ができない。他の従業員へ負担をかける。
・研修内容自体が会社や部下の求めているニーズとは異なっていて参考にならないこともある。
しかし、研修会に参加することで、社内だけでは学ぶことのできない内容を知り、又は深く理解して、日頃の業務に活かすヒントを得られるでしょう。
研修に主体的に参加している部下は多くのことを吸収しようと積極的になるので、とても勉強になります。一方、指示されて参加している部下にも、研修で学んだことをヒントにして業務の効率や質を高めてもらいたいものです。また、研修に参加することでモチベーションアップにもつながることが多いでしょう。そのような期待を込めて参加させていると思います。
欠点よりも効果が大きいことを狙って外部研修会に参加させるのですが、ご質問のように十分な効果を出せていないこともあるでしょう。
外部研修会に参加させたときは、多くの会社では研修報告書(doc)(pdf)又は復命書を提出させて研修報告させています。研修参加の振り返りになったり、上司が研修内容を確認できたりするなど一定の意味はあるでしょう。しかし、それだけでは形式的なものになってしまい十分な効果が得られません。研修は、参加者自身が学んだことを実際にどう活用するかということにかかっています。実際の業務に活かせなければ、何にもなりません。
そこで、お勧めするのは、研修会参加後に上司であるあなたから部下に直接声をかけてください。例えば、
「研修会はどのような内容だったか?」
「参考になることは何だったか?」
「他の参加者とどんなディスカッション、意見交換をしたか?」
「学んだことを職場で活かすためにはどうしたらよいか?」
「職場の皆で、研修内容で勉強会をしてみてくれないか?」など
研修を業務に活かすための一言を投げかけてみてください。その一言が研修会への参加を効果あるものにするでしょう。
なお、外部研修についての質問でしたが、、内部研修においても同様のことが言えます。
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<ポイント>
研修会に参加させた後は、上司であるあなたから直接、研修を業務に活かすための一言を投げかけてみてください。「研修会はどのような内容だったか?」「学んだことを職場で活かすためにはどうしたらよいか?」などです。
進創アシスト 鷹取...