人事コンサルタント鷹取が贈る「人事評価・労務管理・人材育成」入門

◆部下の人事評価・労務管理・職場のマネジメントに必要な考え方やツール、情報をピックアップしてお届けします。 ◆特に、医療・福祉分野の方向けにまとめていますが、一般企業の方にもぜひ参考としていただければ幸いです。 ◆担当は、人事総務部サポーター・現場管理職サポーターでアンガーマネジメント・ファシリテーターの『人事コンサルタント鷹取 人事マネジメント研究所 進創アシスト 代表』より。 【無断転載・無断複写禁止】

取得届

取得理由によって年休を認めないことはできるか?

<管理職からの質問>
困った顔_ 部下が年休の申し出をしてきたときに、その理由を聞いて認める認めないの判断してもよいのでしょうか?
 
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<解説>
70be946f 労働基準法で定められている年次有給休暇は、基本的にはどのような理由や目的で利用しようと従業員の自由です。ただし、職場の業務を阻害するために一斉に年休を提出して職場放棄をする場合などには、年休は認められません。
 
 どのような理由や目的であろうと自由な訳ですから、病気やけが、冠婚葬祭のほか、
  家庭の事情など個人的な理由、
  旅行、
  単なる年休の消化、
  特別な理由なし
 であっても認めない訳にはいきません。 
 
 会社の年休届に取得理由欄が設けられていることがありますが、この欄に「私事のため」「要用のため」と書いていても、また無記入であっても年休取得を却下することはできません。したがって、年休の申し出の都度、無理やり取得理由を聞き出すのは止めておきましょう。無理に聞き出すとプライバシーの侵害だといわれかねません。
 
年休の取得理由を聞いてもよいか? ただし、取得理由をまったく聞いてはいけないということではありません。従業員の了解のもとであれば問題ないでしょう。
 
 例えば、年休を短期間に度々取得する部下が出てきた場合、体調が悪いのではないか、家族になにか心配なことが起きているのではないかと思うこともあるでしょう。そんなときには早めに状態や状況を確認しておくことで、体調回復への配慮をしたり、家庭事情を踏まえたサポートも適切に行なえたりします。
 
 またその他の例として、2人の部下が同日の年休を申し出してきた場合、その日に2人も休まれると業務にひじょうに大きな支障が出て困るので1人しか認められないようなときには、どちらを優先させるかは、その取得理由から判断するのが適切でしょう。
 
 何が何でも年休の取得理由を聞き出すというのもよくありませんし、絶対理由を聞いてはいけないというものでもありません。上司も部下もお互いの立場や状況をよく考えながら、年休の利用を図ってもらいたいものです。
 
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<ポイント>
! 基本的に年休を取得するにはどのような理由であっても構いません。したがって、上司が理由を無理やり聞き出すことは止めておきましょう。ただし、部下の了解のもとであれば理由を聞くことは問題ありません。業務に支障を生じさせないために、上司も部下もお互いの立場や状況をよく考えながら年休の利用を図ってください。
 
 
 
 
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年次有給休暇の管理と届出

<管理職からの質問>
困った顔_ 隣の部署で、部下が年休を取得していることを把握していなかったために、顧客訪問に支障が出てクレームになり、その部署の課長が大慌てしたということがありました。年休はどのように管理していけばよいのでしょうか?
 
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<解説>
70be946f 始業時刻になってその日に、部下が年次有給休暇を取得していることに気づいたことはありませんか? いろいろな会社で管理職の方にお会いすると、結構このような話を聞くことがあります。これは職場として決して望ましいことではありません。
 
 原因としては、上司の管理に問題がある、部下の届出に問題がある、双方ともに問題がある、会社の仕組みやルールに問題があるなど職場によってまちまちです。
 しかし、責任を押し付けあっても解決にはなりませんので、職場における年休取得と管理のルールを設けてください。
 
 まずは、所定の書類で、事前に、部下から上司へ直接年休取得の届出をさせましょう。
 
年休取得届(1)所定の書類で
 会社に所定の届出書がない場合は、職場で独自に作成してでも書類で提出させるようにした方がよいでしょう。
 
添付図をダウンロードしてお使いください。
http://blog.livedoor.jp/shinsou_assist/roumukanri/nenkyu_todoke.doc
http://blog.livedoor.jp/shinsou_assist/roumukanri/nenkyu_todoke.pdf
 
(2)事前に
 提出は年休取得日の少なくとも2日前までには提出させておくことが大切です。なお、この事前提出のルールを明確にしておくためには、就業規則にその旨規定してあることが望ましいので確認しておきましょう。
 なお、1か月以上も前に届出たものしか認めないというのは無理がありますが、部下に協力してもらうという意味で、1か月以上前にでも既にわ年休の管理かっているのであれば早めに届出してもらいましょう。
 
(3)上司へ直接届出をさせる
 直属の上司が不在のときは、上席または次席の者へ届出させるようにしてください。直属の上司が不在のときに机の上に置いて済ませるというのは、管理がルーズになる元です。
 
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<ポイント>
! 部下の年休取得を確実に管理するために、所定の書類で、事前に、上司へ直接、年休取得の届出をさせてください。
 
 
 
 
 
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