<管理職からの質問>
困った顔_ 人事評価制度は殊の外、難しく、失敗した会社が多いということをよく耳にします。それはなぜでしょうか?
 
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<解説>
70be946f 人事評価制度で失敗する理由、今回は箇条書きで端的に示します。
 
 
チェックマーク制度に頼り過ぎる
・緻密に設計した制度を導入したら、自動的に機能すると考えている。
・制度さえ導入したら、従業員は納得すると思っている。
・他社や他事業所の制度をそのまま利用している。
・給与が上がる人事制度を作れば従業員はおのずと頑張るだろうと信じている。
 
チェックマーク管理職に任せ過ぎている
・管理職なら誰でも人事評価ができると考えている。
・評価者である管理職のレベルアップを図っていない。
・忙しいという理由で評価をきちんとやらない管理者への注意指導を会社が行っていない。
 
チェックマーク人事評価制度のことを従業員へきちんと説明していない
・会社や事業所としての「期待する人材像」が明確になっていない。
・評価の結果を従業員へフィードバックする仕組みがない。
・管理職も部下も人事評価制度に納得していない、または不信感を持っている。
 
チェックマーク思いつきで人事評価を行なっている
・収益が確保できないときに、人件費を抑制するために人事評価を実施している。
・首尾一貫しておらず、論理的ではない。その都度内容や基準が変わる、ブレる。
・従業員の欠点を見つけ出すために点数を付けている。
 
 人事評価制度が上手く機能しなかった経験をお持ちの管理職で、上記のことに思い当たる方も多いのではないでしょうか?
 
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<ポイント>
! 人事評価制度は確かに人事制度の一つですが、制度を機能させるのは人間です。制度が勝手に機能することはありません。人事制度はコミュニケーションツールでしかないのです。したがって、人事評価制度が機能するか否かは、経営者、そして管理職の皆さん次第です。これを理解して取り組まないと、失敗につながるのも当然です。
 
 
 
 
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