<管理職からの質問>
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<解説>
1.達成目標のイメージ化
2.行動・実践計画の具体化
です。これは部下と上司とが同じ認識を持ち、両者の間のブレやギャップをなくすことです。
そのためには、面談前の事前準備は欠かせません。何も準備せずに臨んだり、行き当たりばったりで面談をしていると適切な目標設定や計画が作れません。また、部下の考えをそのまま承認してしまい、会社の方針や部門の目標に沿っていない内容になったりすることもありますので、準備は確実に行っておいてください。
面談に向けての準備としては次のようなことが挙げられます。
■目標設定面談に向けての準備
①部下が考えた目標設定を“事前に”書類で提出させる
②目標の確認~部下の個人目標が部署目標や上位目標と連動しているかを確認する
③達成方法の確認~部下が考えている方法(実行策)が具体的で、かつ、目標達成が可能かを確認する
④達成水準の確認~評価が可能か、達成イメージが具体化でき、部下と共有できるかを確認する
⑤面談で聞くこと、調整すべきことの確認~部下の目標水準が低すぎたり、高すぎたりする場合、または上位目標と連動していない場合などに、どう話を展開するかをあらかじめ想定し、まとめておく
⑤に関しては、部下は自分に甘いか辛いか、自己主張が強いか弱いかによって、当然準備すべき内容は変わってきます。部下の考えを尊重しつつも、組織の中で働いている以上、会社や部門、部署の目標に沿わせることが大事です。部下一人ひとりについて面談の進め方を想定しておくことはたいへんですが、これを丁寧に行なうことで、よい目標が設定されるでしょう。
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<ポイント>