<管理職からの質問>
私は、評価する立場に立って2年近くになりますが、いまだに評価に対する“悩み”や“不安”がかなり大きいのですが、他の管理職はどのように自信をつけているのでしょうか?
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<解説>
管理職の中で、人事評価に“悩み”や“不安”を持たない者はいません。それが普通だと思います。反対に、評価に対して自信に満ち溢れていて「間違いはない、完璧に評価した」という管理職がいれば、自分のエラーや偏りの傾向を無視してしまっている可能性がありますので、返って危険ではないでしょうか。
これでよいだろうかと悩みつつ、部下のことを真剣に見つめ、考えることが評価者にとっては大事だと思います。
具体的な評価者の“悩み”としては、次のようなことが挙げられます。
・人事評価ことを1から10まできちんと勉強していない自分に評価ができるだろうか?
・客観的に評価できるだろうか? 主観が入ってしまいそうだ
・評価をすることで人間関係が崩れてしまわないだろうか? 職場の雰囲気が悪くならないか?
・評価される側に、仕事への意欲を低下させないようにできるだろうか?
・目標設定のとき、その人にあったアドバイスができるだろうか?
あなたも同じような“悩み”や“不安”ではありませんか?
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<ポイント>
評価者であれば皆、同じように“悩み”や“不安”を持っています。それらを認識した上で、部下のことを真剣に見つめ、考えることが大事だと思います。