困った顔_
 人事評価の考え方については、だいたい理解できたと思いますが、管理職として実際にやるべきことを時間的な流れに沿って教えてください。

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 では、人事評価の流れ、1年間のステップをみてみましょう。

人事評価制度_「評価期間における全体手順①」 添付図をご覧ください。(図をクリックすると大きく表示されます)
図の左側の矢印は部下側でやるべきこと
図の右側の矢印は管理職である上司側でやるべきこと
図の真ん中にあるのは両者の話し合いやその結果、または会社のやるべきこと
を示しています。


ステップ 1人事評価制度_「評価期間における全体手順①」
 まず、管理職である上司は会社の人事評価制度のしくみや評価内容について理解した上で、今期取り組ませる部下の課題を検討しておきます。

 一方、部下も会社の人事評価制度のしくみや評価内容について理解した上で、今期取り組む自己の課題を仮設定します。

 そして、上司と部下とがそれぞれ検討し、仮設定した課題を面接の場で出して話し合い、調整の上、今期の課題を正式に決めます。これを期首(期間のはじめ)に行います。

 部下自らに取り組み課題を検討させますが、それが部下の好き勝手なものではいけません。人事評価は、あくまでも部下を期待人材像へ導くために活用しますので、その部下の現在の職務内容や能力、モチベーション等に適したものでなければなりません。かといって、上司が一方的に課題を与えると部下はやらされ感ばかりを感じてしまいますので、モチベーションを高めるためにも部下の検討した課題を尊重する必要があります。上司は、この両者のバランス感覚と説得力が必要となります。

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<ポイント>
! 評価期間のはじめ(期首)に、部下が今期取り組む課題について、上司と部下が面接を通じて決めます。このとき部下の現在のレベルに適した課題設定をしてやることが、上司としての役目です。



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