人事コンサルタント鷹取が贈る「人事評価・労務管理・人材育成」入門

◆部下の人事評価・労務管理・職場のマネジメントに必要な考え方やツール、情報をピックアップしてお届けします。 ◆特に、医療・福祉分野の方向けにまとめていますが、一般企業の方にもぜひ参考としていただければ幸いです。 ◆担当は、人事総務部サポーター・現場管理職サポーターでアンガーマネジメント・ファシリテーターの『人事コンサルタント鷹取 人事マネジメント研究所 進創アシスト 代表』より。 【無断転載・無断複写禁止】

2011年09月

自らのキャリア形成に関心が高い若者

<管理職からの質問>
管理職の困った顔 20歳代の若手の従業員の中には、学校で勉強してきたのでしょう、自分のキャリア形成についてしっかりした考えを持っている者がいます。私たちの頃にはそんなことを考えていなかったので羨ましく思う一方、その考え方に固執してしまい指導に困ることがありますが、どう対応すればよいでしょうか?
 

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<解説>
社労士 入社時の資質の印象について、興味ある調査結果があります。(*)
 主に20歳代では「会社内で業務に取り組む中で自らのキャリアが高まると考える」よりも「自らのキャリア形成や職業生活設計に関心が高い」の方が割合として高いという結果です。これが30歳代以上では割合が逆転し、さらに年齢が高くなると前者の割合が大きな割合を占め、後者は少なくなります。

 自らのキャリア形成等に関心が高いことはいいのですが、現実として考えると自分が思い描いているような道筋をその通りには殆ど進めません。そのときに、挫折を感じてやる気を失い、最悪の場合は離職という決断をしてしまうことになります。
自らのキャリア形成に関心が高い若者 
 そうならないために、キャリアというものを中長期的に考えさせる癖をつけさせることが大事でしょう。5年位先の自分のありたい姿を描かせつつ、当面の課題に挑戦させるようにしてください。職業経験の浅い時期は、当面の課題への取り組みを通して仕事への基本的な取り組み方や社会的なルールを身につけることが将来のキャリアに役立つことを説明し、理解させることが必要です。
 
 当面の課題に取り組む時には、日常の報連相が大切なことはいうまでもありませんが、3か月または半年に1回程度は1対1の個別面談を行ってキャリアに対する前向きな考え方を失わせないようにしておきましょう。場合によっては、考えていたキャリアの内容が変わってくることもありますが、それを最初から否定せず話を聞いてあげてください。会社の業務に沿った内容になるかもしれません。後ろ向きな考え方になっているのであれば、軌道修正させるようにしてください。
 
 
(*)入職初期のキャリア形成と世代間コミュニケーションに関する調査/労働政策研究・研修機構
http://www.jil.go.jp/press/documents/20110620.pdf
 
 
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<ポイント>
! 主に20歳代では「自らのキャリア形成や職業生活設計に関心が高い」が高いようです。しかし、現実的には思い描いているキャリア通りに進むわけではなく、思惑とは違っても当面の課題に取り組み、挑戦しなければなりません。そのときに、中長期的な視野を持たせつつ、基礎的な力をつける時期であり、それが将来的にキャリアにいかされていくことを説明し、理解させることが必要です。

 
  
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「個性の時代」の「自分探し」について

<管理職からの質問>
管理職の困った顔 わが社への就職を希望している者が、先日職場見学に来ました。いろいろな質問をして興味を持ってもらいましたが、昼食を一緒に食べたときに「個性」という言葉をしきりに出して話をしていましたが、このような最近の若者にはどのように仕事というものを考えさせたらよいでしょう?
 
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<解説>
社労士 今は「個性の時代」と言われ、個性を活かすことを声高に叫ばれたりします。
 個性とは、他の人とは違う、その個人にしかない性格・性質のことです。
 確かに、どんな人にも個性はある。大卒者だけでなく、高卒、中卒の者にも備わっています。
 しかし、それは経済社会から認められる個性ではまだありません。それを売りにしても誰も買わない。見向きもしてくれません。
 
 経済社会から認められるためには、基礎的な力を身につけた上で、専門的な力を獲得することが必要です。
 基礎的な力や専門的な力は、仕事をする中で獲得できます。
 社会人の経験のない未熟な者を「仕事」というものを介して、会社が面倒を見てくれて、育ててくれるというのであるから利用すべきです。
 それはなぜか? 会社は、経済社会から認められる専門性の高い個性的な者をたくさん所属させることができれば、事業が思うように展開できる可能性が大きくなるため、未熟な者であっても投資をするのです。
自分探し 
 
 また、最近「自分探し」という言葉もよく耳にします。
 自分は、他人と関わる中でのみ見つけることができるのではありませんか。自分一人だけでは決して自分は見つかりません。
 他人との関わりは日常の中にたくさんあり、その一瞬一瞬を大切に向き合い、取り組むことだと思います。
 
 他人との関わりの延長上に仕事があると考えるとよいでしょう。
 誰しも仕事を本格的に始めなければいけない時期は来ます。条件が良くて好きな仕事ができれば良いが、そんなことはほとんどありません。
 
 そんな時期に迷いが生じますが、会社を探す際、基礎的な力を身につけさせてくれるところを選ぶとよいと思います。
 「個性を活かす」「自分を探す」のは、基礎的な力が身についていることが前提となるからです。
 基礎的な力の次に専門的な力を身につけるように努力するとよいでしょう。
 
 当初希望とは違う仕事に就いたとしても、今の時代転職はタブーではなくなりました。そして、専門性が高く他人とは違う力をもっていれば、別の角度から希望していた仕事に近づいていける、または関わっていくことができるようになると思います。
 
 急がば回れとはよく言ったものです。
 
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<ポイント>
! 「個性を活かす」には、基礎的な力をつけた上で、専門的な力を身につけることが必要です。それには会社に入って、仕事に一生懸命取り組むのです。次第に、専門性が高く他人とは違う力をもつようになれば、自分のやりたいことが実現する可能性が広がります。それが「個性を活かす」ことであったり、「自分を探す」ことになるのです。
 
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<他者に学ぶ>
他社から学ぶ 「自分探し」で思い出したことがあります。よしもと新喜劇の役者でチャーリー浜さんをご存じでしょうか。彼のギャグに「あなたがいるから僕がいる」というものがありますが、自分を探している方はよく考えてみてください。哲学的な深い意味をもっていると思いませんか。
 
 
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news letter 2011年09月号

人事マネジメント研究所 進創アシスト 発行の「 news letter 2011年09月号 (pdf)」です。ダウンロードしてご覧くnewsletter_201109ださい。  http://blog.livedoor.jp/shinsou_assist/newsletter/201109.pdf
 
 
↓ news letter 紹介の推薦図書


    
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