「こんなことも出来ないなんてあなたはダメだ」

このように人に焦点をあてて話すと、人間そのものを否定されたように感じます。

そうすると言われた方は自分を守ろうと防衛的になり、また逆にそう言っている相手を否定したくもなるでしょう。

相手との関係は悪くなります。

  

人ではなく、事に焦点をあてるようにしてください。

例えば、「この取り扱いが違っているのでミスにつながっています」

このように伝えると、違っている取り扱い方だけを見直せばよいので、
問題を理解しやすくなり、指摘を受け入れやすくなるでしょう。

 

事に焦点をあてるためには、具体的に考えて言葉にする癖をつけてください。

「普通に」「基本的に」というのは非常に抽象的です。
言っている本人しかわかっていないことが多いので使うのを止めましょう。
 
「具体的に」とは、
一例ですが、マンガで
・人の動作を描いているように
・人がいる場所を描いているように
・いくつかのコマで手順を描いているように
イメージしながら話すとよいでしょう。
 
 
「焦点をあてるのは、人ではなく事」
これは人事評価における評価として取り上げる対象のことですね。

 
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人事コンサルタント・社会保険労務士の鷹取が記事を書いています。
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