<管理職からの質問>
管理職の困った顔 部下から1時間だけ年休をくださいと届がありましたが、1時間の年休ってありなんですか?
 
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<解説>
社労士 年次有給休暇(年休)は1日単位で取得するというのが基本ですが、労働基準法が改正され時間単位年休というルールができ、1時間でも取得できるようになりました。
年休の請求単位 
 ただし、条件があり、各事業場で労使協定が結ばれていることが前提となります。
 協定が結ばれていれば、休暇の取り扱いの変更ですから、就業規則も改定されているはずです。それに基づいて対応してください。
 
 なお、時間単位の年休は、どれだけ年休が残っていようと、1年間に5日分までが限度となっています。
 例えば、1日8時間が所定労働時間の正社員の場合、8時間×5日=40時間分が限度となります。それを超えての時間単位年休は認められいません。
 
 また、年休を1日単位で取得するか、時間単位で取得するかは、従業員が自由に選択することができます。事業主や管理職が勝手に変更することはできませんので、注意してくださいね。
 
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<ポイント>
! 労働基準法が改正され時間単位年休というルールができました。労使協定が締結されていれば、1年間で5日を限度として時間単位で年休を取得できます。
 
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<法令>
労働基準法(年次有給休暇)
第39条第4項 使用者は、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合があるときはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がないときは労働者の過半数を代表する者との書面による協定により、次に掲げる事項を定めた場合において、第1号に掲げる労働者の範囲に属する労働者が有給休暇を時間を単位として請求したときは、前3項の規定による有給休暇の日数のうち第2号に掲げる日数については、これらの規定にかかわらず、当該協定で定めるところにより時間を単位として有給休暇を与えることができる。
① 時間を単位として有給休暇を与えることができることとされる労働者の範囲
② 時間を単位として与えることができることとされる有給休暇の日数(5日以内に限る。)
③ その他厚生労働省令で定める事項