<管理職からの質問>
管理職の困った顔 前回のブログでSNSが企業に大きな影響を及ぼす可能性があることが理解できました。そこで、今わが社としてやるべき対策は何ですか?
 
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<解説>
社労士 「知っていますか?影響力の大きいソーシャルメディア。その対策が求められています!」のブログで紹介したソーシャルメディアを利用したトラブルは非常に多く、社内的な職場環境の悪化のみならず、企業の社会的価値の低下にもつながりかねない重要な問題といえます。
 
 ソーシャルメディアは大きな影響力を持っていることは間違いのないことです。それを利用し、発信することで、その内容が一人歩きをする恐れがあることを従業員に意識させることが重要です。
SNS対策(2) 
 企業としてやるべき対策として、少なくとも次の3つは実施してください。
①入社時や退職時等に、ソーシャルメディアの利用上の注意事項について注意喚起を行い、あわせて企業の秘密保持や社内ルールの遵守などについての誓約書を取るようにしてください。
②就業規則等にソーシャルメディア利用ルールを設け、注意指導の根拠としたり、懲戒処分ができるようにもしておく必要があります。
③社内教育も実施しなければなりません。従業員に対して教育する他、管理職に対しても同様です。ソーシャルメディア利用のルール説明、ソーシャルメディアの影響力、不適切な発信によってどのような被害や損害が生じるのか、懲戒の対象になることなどを教え、周知してください。
 
 さて、皆さんの会社では対策をとっていますか? まだの場合は、早めに検討し、対策を講じてください。
 
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<ポイント>
! SNSは大きな影響力を持っているため、それを利用し、発信することで、内容が一人歩きをする恐れがあることを従業員に意識させることが重要です。
 そして、企業対策としては、①注意喚起を行い、誓約書をとる。②就業規則にルールを設ける。③教育を行うの3つは少なくとも行ってください。