<失敗例>
男性_困り顔 同じ職場に2人の社員が同時に配属された。1人は自業界の専門学校を出ただけに仕事は的確で早い。もう1人は大卒だが覚えが悪く、ミスが目立つ。職場では、専門学校卒社員を依怙贔屓し、大卒社員のミスを必要以上に取り上げて非難する。そして、大卒社員を仲間外れにする。
 
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<解説>
社労士 人間はどうしても他人と比べたくなる傾向を持っています。特に失敗例のように同時に2人以上の新入社員が入ってくると、優劣で比べてしまいがちです。
新人教育失敗事例(4) しかし、人事評価「評価のエラー(対比誤差)」で解説しましたが、他人と比べることは評価のエラーにつながります。同じように、新人教育の時も他人と比べて育てることはよくありません。入社する社員によって基準が変わってくるからです。標準的な能力を持つ新入社員であっても、能力の非常に優れた者が同時に入ってくればダメ扱いされ、反対に能力の低い社員が同時に入ってくれば優遇されるのでは、仕事自体がそもそも揺らいでいる職場であるといえるでしょう。
 新入社員に求められている標準的な習得課題にあてはめて、その出来栄えで指導することが大事です。
 
 また、失敗例の職場では、依怙贔屓や必要以上の非難、仲間外れが起こっているようですので、パワハラや職場のいじめ・嫌がらせにつながる可能性があります。そのようなことにならないよう会社として「パワハラ研修」等を実施し、意識を高めてください。
 
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<ポイント>
! 人の比較ではなく、新入社員に求められている標準的な習得課題にあてはめて、その出来栄えで指導する。
 また、「パワハラ研修会」を実施する。
 
『人事評価』「評価のエラー

新入社員の標準的な習得課題の考え方は「新人教育失敗例(2)」を参考にしてください。