<管理職からの質問>
管理職の困った顔 新入社員に一日も早く職場へ適応できるようにさせたいのですが、なにか良い工夫はありませんか?
 
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<解説>
社労士 新入社員(特に新卒者)は、自分が担当する業務の他に職場のいろいろなルール、企業理念や歴史など覚えることがたくさんありますが、すべてを一度に覚えるということはできません。基礎的なことから一つひとつ確実に身につけていくことが大事です。
 新入社員の時は、目の前にあることをこなすのに精一杯で、自分が今なにに向かって頑張っているのか、なにが出来て、なにが出来ていないのかがわからず、自らを見失ってしまいがちです。そうならないために、新入社員_日報・週報右の書式「新入社員 日報・週報」を利用して今日1日やってきたことを振り返るようにさせることをお勧めします。また、1週間単位での振り返りは、その週のまとめになり自分をより客観的に観ることができるようになります。
 
 書式には、新入社員の指導者である先輩社員がコメントを書く欄も作っています。業務に関する知識やスキルだけではなく、精神的な面のサポートもしてあげてください。
 
 書式はA4サイズのものですから、たくさんのことを詳しくスペースはありません。簡単な内容のものとなりますが、新入社員と先輩社員がこの書式を活用しながらコミュニケーションをとる機会を増やすことを狙っています。コミュニケーション機会が増えれば新入社員の職場への適応は早くなるものと思います。
 
書式「新入社員 日報・週報」
 
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<ポイント>
! 新入社員が1日1日を振り返る機会として日報を書かせ、先輩職員がそれを読んでコメントする。簡単な内容のことであっても、これを上手く活用し新人と先輩とがコミュニケーションをとる機会を増やせば、新人の職場適応は早くなるでしょう。