<管理職からの質問>
管理職の困った顔 年休の残日数がよくわかりません。その都度、どの程度の日数が残っているのかを、上司としても把握すべきだと思いますが、どうしたらよいでしょう。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<解説>
社労士 年休(日数)管理簿年休(日数)管理簿を従業員一人ひとりに作成することをお勧めします。
 右図の例は、【日単位】の年休管理を表面、【時間単位】の年休管理を裏面で行ないます。それぞれの左欄に40日→1日まで1日単位の枠、40時間→1時間まで1時間単位の枠をとっておきます。
 
 まず従業員ごとに、年休更新時に新規に付与する日数と繰越日数とを合計して、その従業員に与えられている年休日数を出します。例では、新しく付与された日数20日と繰越分が16日ですので、合計36日が使えることになります。管理簿表面の40日~37日は使えませんので、大きく×印を付けておきましょう。
 そして、年休を取ればその分だけ記録します。そうすると残り日数や時間数が明確にわかります。
 
 裏面で時間単位年休(例で言えば8時間分)を1日分取ったときには、表面の年休を1日分使ったとして削除します。これは、各従業員に任せず、人事課の方で処理をしてもらうとよいでしょう。
 
 また、年休(日数)管理簿は、休暇等届出書と一緒に提出させるようにすると、より適切な年休管理ができます。
 
年休(日数)管理簿.pdf ← ダウンロードしてご覧ください。 
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<ポイント>
! 年休の残日数を管理するには、「年休(日数)管理簿」を従業員一人ひとりに作成してください。そして、年休を取ったときには、その都度管理簿に書き込んでいくようにすれば、残日数は一目でわかります。時間単位年休で1日分に相当する年休を取った場合は、年休の1日枠を削除するとよいでしょう。
 
 人気ブログランキング