<管理職からの質問>
管理職の困った顔 部下も職場で改善することの大切さは理解しているのですが、どうも長続きしません。どのようにアドバイスすればよいでしょうか?
 
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<解説>
社労士 最初から完璧な状態にまでしようと考えると、改善はなかなか進みません。
 まずは、仮に試してみるということからやってみましょう。
 
ラベル_改善に改善を重ねる 例えば、物の整頓で棚や整理ボックスにラベルを貼り付けて、誰でもが、どこに何があるかをわかりやすくしようという改善はよく行なわれます。
 
 このときテプラなどのラベルライターでシールをきれいに作成しようとする方がいますが、慣れていなければラベルシールを1枚作成するのに時間がかかり、それだけで疲れてしまいます。
 確かにきれいに作れるでしょうが、そもそもの目的は物の整頓であることを忘れていませんか。
 
 棚にラベルを貼り付けるのであれば、紙片に手書きをして物品名を書き込み、それをセロハンテープで留めるだけでも、目的は果たせます。
 
 ラベルの位置や区別がよいかどうかは、しばらくの間、それでやってみなければわかりません。上手くいかないこともあるでしょう。その場合はやり直せばよいのですが、完璧な改善だと思い込んでいると失望感が大きくなります。そうなると改善が続きません。
 その改善方法がよければ、時間の余裕があるときに初めてテプラでシールを作成し、貼り付けるようにしてください。「小さな改善に小さな改善を重ねる」ということです。この考え方が大事です。
 
 
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<ポイント>
! とりあえず改善策をやってみる。上手くいけば、さらに小さな改善を重ねる。これを繰り返していくことで、改善意識がつきます。
 
 
  


  
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