<管理職からの質問>
管理職の困った顔 5Sの考え方や必要性がわかりました。部下に5Sを実践させることにしますが、その他に注意すべきことがありますか?
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<解説>
社労士 以前(「5Sとは」で)「5Sで期待できる効果」として、効率・質・安全の3つの向上を挙げましたが、職場で組織的に5Sに取り組むことで、次のような別の効果も期待できます。
5Sで期待できる効果~その2 
1.考える力がつく
・知恵を働かし、工夫をする力がつく
・次の人や相手のことを考える力がつく
  相手や周囲の人のことを考えられるようになる
  後工程はお客様の考え方が身につく

2.自主性や実践力がつく
  現場を改善していくきっかけが、自主性や実践力を育む

3.チームワークの向上につながる
 
 これらは上司や先輩達からの指導があってはじめて身につき、効果が出てくるものです。ただ単に5Sをやれというだけではダメです。言葉を変えて言えば、5S実践の成否は上司や先輩達からの指導が行われるか否かということです。5Sが上手く進まないのであれば、自らの指導を振り返ってみましょう。
 なお、5Sに職場で初めて取り組むときに管理職も経験が十分でない場合は、部下と一緒になって考えたり、実践してみたりしてみてください。そのときに結果も大事ですが、それ以上に「次の人のことを考えること」「実践してみること」「チームのために頑張ること」 この3点を指導することを心がけてください。この考え方を継続すれば、5Sのテクニック的な部分は後から自然についてくるでしょう。
 
(PDFダウンロード)
 
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<ポイント>
! 5Sに取り組むことで、1.考える力がつく、2.自主性や実践力がつく、3.チームワークの向上につながるという効果も期待できます。そのためには上司や先輩達からの指導がなければいけません。
 
 
   
にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へ
にほんブログ村

人気ブログランキング