<管理職からの質問>
管理職の困った顔 私の会社の一事業所で現金の経理処理が合っていないことがわかり問題になっています。その事業所の経理担当者が前任者から仕事を引き継いだ2年ほど前からおかしくなっているようです。私は、そんなことは経理担当者として許されないので、彼を懲戒解雇すべきだと考えています。会社に進言しようと思っているのですが、どう思いますか?
 
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<解説>
社労士 故意であるのか不注意なのかは、今のあなたの話からではわかりませんので、もう少し詳しく状況を確認しなければ返事ができません。
鳥の目と虫の目 仮にそのことを横に置いて考えるとして、確かに、経理担当者が長年間違った処理をし続けたことはよくありません。
 しかし、彼だけを責めて問題は解決するでしょうか? 事業所の所長や会社自身がチェックをしていなかったため、そのような事態を招いたのではありませんか。所長や会社にもそのことを認識し、場合よっては責任をとってもらう必要があります。彼だけを責めてもトカゲのしっぽ切りと同じで、問題は再発し、根本的な解決にはなりません。また、処分についても、そのことを勘案して検討しなければなりませんし、なによりも再発防止の対策を並行して講じるべきでしょう。
 
 問題について判断を下すときは、起きている問題のだけをみていてはいけません。問題そのものを詳しく丹念にみると同時に、高い位置から全体を見渡して考えなければなりません。その習慣をつけてください。
 
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<ポイント>
! 問題を詳しく丹念に調べるという喩えの「虫の目」と、高い位置から全体を見渡すような見方をする「鳥の目」の両方を持つことが必要です。その両方の目で何度も問題を見て、考えていくことが適切な判断を下すことにつながります。

 
 
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