<管理職からの質問>
管理職の困った顔 部下から相談や質問を受けるのですが、そのことについて詳しく聞こうと反対に質問をすると、部下は上手く回答できません。1人だけではなく、半数以上の部下がそのような状態なのですが、どう指導したらよいでしょう?
 
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<解説>
社労士 相談や質問をするとき、事前に準備しておくべき検討事項を部下に教育しておくとよいでしょう。
 
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1.起きている問題や状況(時系列で具体的に)
2.相談や質問する内容(端的に)質問をするときの事前の検討事項
3.背景や想定される原因
4.同様の問題に対する過去の処理方法
5.対応案①、それに対する効果とリスク【←効果小、リスク小】
6.対応案②、それに対する効果とリスク【←効果大、リスク大】
7.対応案③、それに対する効果とリスク【←対策案①・②の間】
8.仮結論または提案
 
 労務問題など法律等に関係する相談や質問の場合は、
9.関連法規の該当条文
10.会社の関連規則・規程の該当条文
も確認しておくことが必要です。
 
 
 問題によっては全項目必要ない場合があります。そのときは不必要なものは無視してください。また、相談や質問を受ける立場の者や第三者にもわかるように準備してもらう必要がありますが、時間をかけず簡潔にまとめることも大事です。
 
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<ポイント>
! 相談や質問をするとき、事前に準備しておくべき検討事項を予めパターンとして部下に教育しておくとよいでしょう。相談や質問のときだけではなく、日常業務にも役立つと思います。


 
 
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