<管理職からの質問>
管理職の困った顔 福祉の職場では新卒でも専門資格を持って入ってきている職員が多数います。これらの者には、入職直後から専門性をどんどん発揮してもらうようなイメージで将来を考えさせてよいのでしょうか?
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<解説>
社労士 20歳代から30歳代前半は特に基礎的な力を付ける時期です。独自の専門領域を定めて、その専門性を発揮し地位を確固たるものにしていくのは、その後ということになります。
 
 福祉の職場には、社会福祉士や介護福祉士など専門資格を持って入基礎力と専門力ってきている職員はいますが、仕事は専門資格だけではできません。確かに、専門資格は、専門的な知識や技術を一定レベル以上有していることを証明していますが、仕事をこなしていくにはそれ以外に判断力や企画力、調整力(折衝力)などこれまでみてきた基礎的な能力が必要不可欠です。いくら高度な専門資格を持っていたとしても、この基礎的な力が欠けていれば、職業生活において実力を高めていくことはできないでしょう。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<ポイント>
! 専門資格を持って入ってきている職員にも、まず仕事をこなしていくための判断力や企画力、調整力(折衝力)など基礎的な力をつけさせる必要があります。